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カテゴリ:アニメ感想 > イナズマイレブン アレスの天秤

アレスの天秤 感想一覧へ

サブタイトル「究極の個人技」
VS 永世・中編

(アレスの天秤の感想については、リアルタイムで22話くらいが放送されていた当時、一気に書いた感想メモを元にしています。)



 アバンは前回のおさらいから。ヒロトの登場には丁寧に尺を割いている。
 タツヤ、立ち上がりかけるも、痛みに両ひざをついて顔をしかめる。緑川の手を借りてやっと立ちあがるものの、緑川に体を預けなければバランスがとれない。それでもベンチには下がらない。見ている瞳子。監督からのストップはなし。
 ヒロト、いつの間にか外出中。今更だけど街頭テレビで中学の全国大会が生中継されてるって、サッカーの普及率が超次元な世界観だよね。
 ヒロトには夢が無い自覚がある。金持ちだろうとないものねだりはする。

視野の狭いOP

 奮闘するタツヤ。痛みをおしてプレーを続ける。チームメイトだけでなく、明日人たちまでもが心配そう。楽しいサッカーどころじゃない。
 しかしタツヤの意志は折れない。
 野坂は必死にプレーするタツヤがお気に召さないようだ。西蔭の視線の先に吉良ヒロト。いつの間に来ていたのか。早くベンチ行ってあげればいいのに。
 ヒロトはタツヤから目が離せない。父親に認めてもらいたい欲の自覚はあったようだ。グレているわりに自分の感情の言語化はうまい。
 タツヤのノーマルシュート。「ウズマキ・ザ・ハンド」で止められる。笑顔ののりか、「大物とれちゃったね」とピース。そうとも漁師が大漁を祝うとき海は魚の弔いをするのだ……お前を人をとる漁師にしよう…(我ながらネタ元がごちゃついてる)
 星章2回戦の明日人より深刻に痛そうなタツヤ。大規模な公式大会に出るのは初めてだし、オーバーワーク気味で故障しやすくなっていたのかもしれない。瞳子から監督権限でストップがかかる。ベンチへの移動すら緑川の肩を借りる始末。なのに意固地になって交代を拒む。永世はタツヤが復帰するか交代するまで10人でしのぐ羽目に。さすがに明日人たちも驚く。
 ストライカー2枚落ちの永世相手に攻寄る雷門。明日人が緑川にボールを奪われるが「イナビカリ・ダッシュ」で奪い返す。明日人のシュートが来ると判断して動く砂木沼。意表を突く剛陣へのアシストで、剛陣初得点。明日人、視野が広い。永世はいくら剛陣がろくなシュート打ってないからって明日人に意識が行き過ぎたか。キーパーもDF3人も明日人側に寄ってしまった。剛陣、予想外の得点に喜びつつやっぱり必殺技を欲しがる。楽しみにしてるよ~。
 砂木沼はノリノリ。落ち込むということを知らない様子。内に眠る魂ってデザームのことか? 「おまえ語ってるばあいか?」の呆れた緑川が可愛い。そして砂木沼がクラスで浮いていないか心配。男子には好かれてるといいな。永世は年齢も実家も関係なく遠慮のない物言いを互いにする印象だ。
 氷浦の「氷の矢」でまた最前線の明日人にパス。左足のノーマルシュート。対抗は「ワームホール」。TPを無駄遣いしてはならない……! と思ったが、のりかもノーマルシュート相手に技を出しているか。
 会場に灰崎がいた。胸元を掴み食い入るように見ている。夢中じゃないか!!! もうサッカーにハマってるんだよ、認めて楽になれ!!
 趙金雲、この時点で大差をつけておきたそうだが、そうとは指示せず選手の自主性に任せている。
 タツヤは焦っている。瞳子が止めようとするタイミングでヒロト登場。もう着替えていた。誰がユニフォーム持ってきてたんだ。瞳子か?
 タツヤは意地でも交代しない。せっかくエースが戻ってきたのに少しも嬉しそうではない。
 ヒロトはタツヤの足を治す時間稼ぎをしてやるとのこと。瞳子までもが口を半開きにしたままヒロトを見つめている。
 真顔で宣言する。「俺はお前の夢の助っ人だからだよ」ヒロトがデレた! タツヤが夢と呼んだものを覚えていた発言だ。そしてこういうシーンでこってり演出をしないところが大人向けだ。
 ヒロトは、自分の力で夢を見るのではなく、タツヤの夢に乗っかることを選んだ。それもまた一つの夢の見方だ。ヒロトはリーダーには向いていないが、夢見るリーダーを選ぶことはできる。
 とくに理由のない脳震盪が南雲を襲う! これが! 脚本の都合だ!!!
 南雲と交代でヒロトが入る。今来たばかりだから足は新鮮だ。やる気十分で駆け込んでくる。

アイキャッチ

 ヒロト独走。悪気なく南雲を倒しちゃったゴーレムをも吹っ飛ばすパワー。そして新必殺技「ザ・エクスプロージョン」! 自分でボールを蹴っていくシーンが花火のよう。黒い天体からもわ~っとピンクの煙。あれは古のSFアニメによくある爆発の煙ではないか! そしてシュート。ドスの効いた声がいい感じ。デスドロップと刹那ブーストと流星ブレードを足して3で割った印象。対抗技は「マーメイドヴェール」、力及ばずゴールを割られる。
 必殺技を欲しがる剛陣。まさか、かき氷の矢であの派手さに対抗するつもりか?
 南雲はもう試合に出られないし救護室に引っ込んでもいいのでは。タツヤとヒロトの謎アイコンタクト。「やっとお前の世界に入れてもらえたんだな」の発言は意外だ。タツヤはヒロトの世界の一部になりたかったのか。このタツヤは吉良星二郎からの関心よりヒロトからの関心が欲しかったりするのか?
 客席モブが持つ雷門への寄せ書き良い。
 明日人にスライディングした玲名が右足を故障。接触したようには見えないが……。休息の調整うまくいってなくてチーム全体に疲労溜まってそう。下手に勝ち進んだらもっとケガ人増えるんじゃ。そういえば平行世界の瞳子の采配もこういう感じだったな。
 我関せずのヒロト。金色のオーラをまとって動き回る新必殺技「ジグザグストライク」。雷門メンバーを次々抜くところはいいとして、この演出、つま先にエネルギー溜めてボールに送っているのか? かなり謎技。ゴーレムがビビりつつ半ちゃんの叱咤激励で「ザ・ウォール」発動。しかしまだ技途中のヒロトがボールを蹴り上げ、壁を登って乗り越えた! ちょうどいい塩梅に落っこちてきたエネルギー球をシュート。もしかしてゲームでもザ・ウォールに競り勝ったら壁登りできるのかなwww
 ヒロト、ゴリッゴリの個人プレーで同点。苦しい時にゴー・トゥ・ガイがいるのはやっぱり頼もしい。サッカー世界ではなんて言うのか知らないけど。ドヤ顔でゴッドストライカーを言おうとしたら笛に邪魔されるwwwwwwそういう扱いなんだねwww玲名はタツヤと違い自力で歩ける模様。でもこっちは交代。
 ベンチでヒロト談義。なぜかタツヤだけが、幼き日のヒロトがひとり室内でサッカーしていたことを知っている。どのルートでも吉良と濃い関係を築くなこの男。
 回想。お日さま園が立派な建物である。あとで会長の記念館とかに転用できそう。サッカー中の父の来訪、喜ぶタツヤたち。記録スタッフだか御用記者だかを連れての慈善事業とはまた大層な承認欲求だ。
 幼いタツヤの、お日さま園に来た父を見る目は、平行世界と変わらない愛らしいもの。からの、大ホームラン。ボールは極端に大きな弧を描いて森へ。森の中でのサッカーは危険だ、河童に気をつけろ!
 ボールを発見したタツヤ、異音を聞き、原因を探すうちに大豪邸発見。コミケが開けそうなほど巨大な家が三人家族のもの。ただの設定とはいえ、なにかもったいない気がしてしまう。しかもタツヤはこの時まで、この家自体を知らない様子。
 異音の主はヒロトだった。超次元理論により一人でサッカーテクニックを身に着けていたのだ! マジかよ。それにしても広い部屋だ。PK戦くらいならできそう。
 このヒロトは父親と上手くいってないけどグレる前という美味しい時期のヒロトだ。子供が一目見てわかるほど何かが欠けている子供。怒りで一人で磨いたサッカー。窓越しに目が合う。この出会いから、タツヤはヒロトを羨ましいと思うことはなくなったのかもしれない。
 現在に戻る。サブタイトルの解説。「あの頃、俺と出会ったことなんてアイツは覚えてないだろう」は、これまた意外。そんなにヒロトと友達になりたかったのか。続くヒロトのモノローグから、再び回想へ。問いかけの形なので、お互いに自分だけが覚えているのだと思っているらしい。幼馴染ならもっと会話をしろ!
 子供同士、窓越しのリフティング競争。これならボールも声も届かなくても遊べる。
 しばらくして、ようやく直接会う日が来る。タツヤは勝手に屋敷に入れないだろうから、ヒロトから出てくる形だ。人の目がまっすぐ見れないシャイなヒロトと、いきなり相手を褒めそのまま夢を語り出して巻き込みにかかるタツヤ。笑顔のアップが愛らしい。そして両者のその後の交友関係の違いがこの時点で如実に表れている。
 二人の間を父の車が通過。タツヤはこの時点で父さん呼びをしていた。実の息子の目の前でするべき呼び方じゃないけどね!!! 他人の子だからかタツヤには優しい会長。ヒロトが欲していた、スキンシップも心配や注意の言葉も、タツヤには与えられている。おおう、この環境でよくドロドロの昼ドラ展開にならずに済んだな。ヒロトはどこかへ行ってしまった。そして、タツヤは吉良の家には入れない。
 吹っ切れたヒロト。一人でグイグイ行く。ノーマルシュートはのりかに弾かれ、睨み合い。
 観客席の灰崎、背もたれも胸元も掴んで戸惑い続けている。素直になれよ。この世界サッカーするやつには優しいから誰も嘲笑しないってば。
 ヒロト、ひとり足りない分まで引っ掻き回し続け、さすがに疲れ始めた。
 復活のタツヤ。「俺はやっと、あいつと一緒に走れるんです」。ようやく表情が明るくなった。ヒロトに夢の話をした時、タツヤの夢はもう一つ増えたようだ。ヒロトと一緒にサッカーしたい、という夢が。
 前半終了5分前。ヒロトのそばに立ったタツヤが、挑発的に夢を覚えているか確認する。
 ヒロトの返事は、露骨なツンデレ台詞。素直になれよ。灰崎より先にデレてるけど。金髪ツインテールはツンデレみたいな感じで、イナアレ界ではグレーヘアーのエースストライカーはツンデレの法則でもあるのか?
 笛と青空で終了。
 ヒロトは因縁ある名前を受け継いでの人気校への新規参入キャラなので、特別丁寧にエピソードを作ってもらっている印象だ。





前回の感想 第18話「お日さま園の夢」


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サブタイトル「お日さま園の夢」
VS 永世・前編

(アレスの天秤の感想については、リアルタイムで22話くらいが放送されていた当時、一気に書いた感想メモを元にしています。)



 朝の木枯らし荘。珍しい頭巾無しの半ちゃん! そういう髪型なんだね。半ちゃんは何してても可愛いなぁ。ゴーレムとの会話は常に和みMAXである。そして身軽。
 雑誌に載っているのは基山。元気? 最近顔色いいね! ヒロトはお前誰だよ状態。目の色に奥行きが無いことが、嫌いじゃないけどどうも気になる。ちょっぴり怯えるゴーレム。伊那国島には不良タイプの子はいなかっただろうから見慣れていなくて怖いのだろう。

 ところ変わって、永世学園かな? ミステリーサークル感あるグラウンドと空飛ぶ円盤タイプの施設がある。ゲームでウロウロ出来たら楽しそう。どうせならしれっと宇宙人にしか見えないモブキャラが立ってて欲しい。
 おお、パラレルワールドの自称宇宙人勢が大集合している。音頭を取るタツヤ。まだ名前がごっちゃになるな。だいたい無印世界観じゃグラン基山吉良タツヤヒロトと名称の選択肢が多すぎるんだよ。ある意味今回のパラレルワールド化によって呼称がすっきりしたね。
 緑川はあいかわらずやたら声が可愛い。そして緑川がみょうに自信と希望に溢れている。緑川にレーゼの自信を一振りした感じ。玲名のお胸が上品になってしまった。スポブラかもしれないが。
 CV:まっすーが来たぞ。と思ったら部員目がけてシュート。それ豪炎寺にファイトル治療されるやつだ。
 目をつむって顔を防御する緑川、それをかばったタツヤが左足のつま先でボールを跳ね上げて左手の上に落とす。いかにも悪役で~~~~す!な登場シーンだ。

視野の狭いOP

 趙金雲荒ぶる鷹のポーズ。つくしちゃんの「ぱちぱちぱち~!」好き。定番にしてほしい。
 今回の吉良は社会奉仕や教育に熱心らしい。兵器開発してないならそれだけでだいぶ闇が薄まってるな! 臆面もなく自分の銅像を建てるところからして、自己顕示欲の強さはあいかわらず。とはいえ瞳子が家出してないから親子関係もだいぶマシな気がする。
 今作、作中での新チームの台頭が著しいね。スポーツで将来を嘱望される新人が一気に出てくる世代ってあるけどそういう時期なのか。実質伊那国の雷門、星章、王帝月ノ宮、永世、後で出てくる利根川東泉。白恋だって全国は未経験のはず。世宇子も去年からのぽっと出、去年の雷門も40年間低迷からの大逆転優勝なわけだし、アレスの天秤モブ視点だと今まさに中学サッカー界がめちゃくちゃに盛り上がってくるところだ。いいなぁ。
 やっぱりSEは自分で出すもの。子文、絶対に寝てたwwwそういや趙金雲と子文はどこで寝起きしてるんだろう。実は影山や久遠とご近所さんでスーパーでばったり会って立ち話してたりすると爆笑なんだけどさすがに夢を見すぎだろうか。
 セクシーなSEと共に顔を赤らめる明日人たち、そしてマネージャーズ。綺麗なお姉さんの写真がドアップになってる。ソフト路線のやつでよかったね。ウィルスに感染してまで手に入れたお宝だったらいろいろ終わってた。綺麗なお姉さんの趣味がいい。でも対戦チームのデータと一緒に入れとくもんではない。
 やっと永世の話に戻る。貴公子なんてカッコイイあだ名がついてるタツヤ、絶対にモテる。サッカー部ほぼ全員お日さま園の子とか、来年のお日さま園出身じゃない新入生は入部しにくいのでは。作中で登場人物が名指しで「光」と言うキャラクター二人目がまさか基山になるとは。ヒーロー度もグンと上がってさすが人気キャラ、優遇されているな。唯一親がいる方が闇ってのもアレな話だが、会ったこともない人物によって闇落ちすることってまずないからそこは致し方なし。
 子文がつくしちゃんの子分に。ヒロトは得点王といっても格下相手に暴れてスタッツを水増しする、我が我がタイプのエースだった。仲間からもボール奪うとかセルフィッシュな選手のド定番プレーだ。
 灰崎よりちょっと根性が悪そう。灰崎も明日人たちに似たようなことをしたが、はじめから対戦校が弱いとわかっていたら出場しないし、杏奈ちゃんによる最初の評価も「灰崎に気に入られたらボコボコにされる」であって「灰崎は弱いものいじめに精を出す」ではなかったしなぁ。
 ところで涼野はそでをまくるけど凍てついてないね? 氷属性押しはやめたのかな。「ゴッドストライ」で容赦なく切る杏奈ちゃんwww確かにヒロトは杏奈ちゃんの好みではないだろうけどwww
 学校に行ってない、友達がワルばっかり、などロクな噂がないヒロト。でもプレーは小僧丸も認めるハイレベルなもの。次の試合のキーマンだ。

 暗い部屋でスマホから音楽聞いてるヒロト。すげぇ、野坂の心象風景(診察室)と同じ暗さだ。闇が深そう。と思ったら手前の方はまだ明るかった、よかったよかった。扉が開いて光が射す。光の中のタツヤの上に非常口の誘導灯があるのは意味深。タツヤのお説教タイム。
 回想のロリショタ可愛い。でもワンピースでサッカーは汚れるしめくれるからやめた方がいい。吉良父娘が見守ってる。とはいえこのお日さま園の過去をヒロトは共有していないから疎外感はあるだろう。元々あるグループに別背景の口の悪いストライカーがひとり追加というチーム構成は伊那国と同じだが、だいぶ雰囲気が違うね。
 タツヤに同調したサッカー部がわらわらと入ってくる。パラレルワールドに比べてお互いへの険悪ムードがないから落ち着いたもの。真剣に大会を勝ちたいタツヤたちが気に入らないヒロト。何かこじらせてるなこれは。アクセサリーが細かい。相手の大切なものを馬鹿にするのはマウンティングの基本!
 タツヤも負けていない。わざわざ追いかけて挑発する。タツヤの足がアップになるシーン、良いふくらはぎしてますな。わあ~、ヒロトが拗ねっ拗ねだ。ヒロトの嫌味に、タツヤは動じない。
 パラレルワールドには存在しえない回想が挟まれる。異常に可愛いショタツヤのアップ。あっ、これはヒロトからはお父さんを盗られたと映るやつだ。

 趙金雲が喋ると闇の気配が飛んでいく。新必殺技要員にしてくれと立候補する剛陣、無駄にポーズが可愛い。「もう完全にレモネード方向なんですね」一言一句同じこと思ったよ!!! このままではそよヤギステップの親戚ができてしまう。グラビティケーキ、太りそう。かき氷の矢は思いつかなかった。杏奈・奥入につっこまれまくるが、一切気にしない。グイグイ来る。剛陣に便乗して立候補する道成。「ふたりとも必殺技誕生の波に乗っていなかったのか」それ波なの? だから泳ぎが得意なのりかちゃんには必殺技回多めなの? 二人の連携技を約束する趙金雲だが、これはネタフラグ臭がすごい。

 永世はランニング中。一部メンバーはヒロトの態度にイライラ。緑川と涼野はヒロト排除派。玲名と砂木沼は選手としてのヒロトが必要だと考えている。話を振られたタツヤは無言で出ていく。そこは話せ、それじゃヒロトと変わらないぞ。
 玲名がヒロトをさん付けで呼ぶのは少し意外。それは女のカンか何か見聞きしたのか。いずれにせよタツヤのヒロトに対する態度は何かが違うんだろう。
 吉良の家は、豪邸というか、これ城だ! 馬でも放牧するのかというくらい広い。もしかしてこの家もミステリーサークルを意識したデザインか? ヒロトの背景に雑作画名物、急な階段! こういうの見ると伝説の階段を思い出す古い人間ですまんね。
 また瞳子が丸投げの親と多感な子供たちの間で神経をすり減らしている。ところでアレスの天秤の瞳子のデザインめちゃくちゃ可愛くなってるよね? 家出しなかった分すれてないんだろうか。
 やっぱりヒロトは自分よりタツヤの方がお父さんに気に入られてるんだと拗ねてるようだ。
 ヒロトの部屋広いwww無駄に高い天井、つんのめって転んだらめちゃくちゃ痛そうな床材、小物がまったくないスッキリ空間と、桁違いの金持ち感をこれでもかと出してくるwww神サマでも充分やりすぎだと思ってたのに上回ってきたwww薄暗いけどロッカールームに引きこもっていた時よりはずっと明るい部屋だ。
 ヒロトの過去回想。家の中でサッカーwww案の定コントロールを失って物を壊す。ショックを受けても自業自得だ。意外にも小さい頃はシャイそうな雰囲気。ヒロトにとっては、怒られも心配もされない、コミュニケーションを拒否されることが一番ショックだったか。でも家の中でボール蹴るなよ、あんなに広い庭があるのに。

アイキャッチ

 お見舞い中の灰崎。茜に向けた独り言。茜からこうしてリアクションが返ってくるようになった以上、灰崎にとって復讐のサッカーをあえて続ける理由はない。少なくとも本人はそう思っているが、本心としてはただサッカーをしたいんだな。
 それを許すような手が、というより、茜からの反応によって自分で自分を許している風。

 剛陣と道成が二人三脚、二人羽織、一つのドリンクを2本のストローで飲むなど、単にからかわれている気がする謎特訓を課せられていた。ストロー特訓のぜんぜん楽しくないですって感じの顔が愉快。見ている伊那国っ子たちも引いてる。
 永世はシュート練や筋トレといった普通の練習中。必殺技開発の謎特訓とかしないんだ。タツヤはわざわざ外までヒロトを追って進路に回り込む。そびえたつ父を背にして。今更だけど、永世は私服校なのか?
 パパの期待が欲しかったヒロト、期待されているタツヤに嫉妬。タツヤは学園長を「父さん」と呼びまたヒロトをイラつかせるが、臆せず本当に愛されているのはヒロトだと断言。自分も親が欲しい年齢と境遇だろうに人間ができている。ヒロトの未熟な怒りもこれでは形無し。そして、まだ中学二年生なのに執務室に入れるとは、学園長はタツヤをずいぶん高く買ってるんだなという印象。そりゃ長男は嫉妬もするだろう。
 回想。執務室の奥の部屋でひざをつく学園長。明らかに具合が悪い。タツヤが薬を運び落ち着かせる。ふらつく老体を支えるタツヤ。吉良の主は、タツヤに将来吉良のビジネスのある程度のところを任せるつもりらしい。ヒロトを自由にしたいのか、あるいはヒロトの器量ではとても無理だと思っているのか。こっちの世界の基山も将来的には吉良の養子になること前提での父さん呼びかな? それならしっくり来る。イナアレになっても、愛されてなくても尽くす息子ムーブしてくる男である。でもタツヤの心に残っているのは吉良の未来を託されたことより、小学一年生のヒロトが描いた拙い父の絵。
 ヒロトは絵が飾ってあることを知らなかった。それをわざわざ教えてくるタツヤに、ますます嫉妬のやり場がないねぇ。おまけにタツヤ、ヒロトを呼びに来たはずなのにお前がいなくても夢を叶える宣言しちゃう。話してる間に目的が変わる感じに既視感が、と思ったら九坂の告白だwww

 試合当日。ヒロトは来ない。野坂にとって永世メンバーの境遇は親近感ありそうだけど、実際にはどう感じているのか。永世のチームロゴが明らかにエイリア系列。
 エイリアン航空のCM。メンバーが色んな場所と衣装でパスを受ける。オサーム様似合うな。南雲はまた偽沖縄人してる。緑川はペンギンと。最後はタツヤとチーム大集合。ただしヒロトを除く。
 野坂・趙金雲など、頭でゲームを組み立てる側にとっては、ヒロトの勝利への貢献度は低く見積もられている様子。
 キックオフ。雷門はさっそく小僧丸の「ファイアトルネード」に繋げる。砂木沼が「ワームホール」で止める。新規演出は空間をさらに広く使う印象で良い。
 正攻法で必殺技を打っても止められると判断したか、雷門はボールを動かして砂木沼を前へ釣り出し、キャッチしようとする寸前で小僧丸がボールを蹴って、がら空きのゴールに明日人が入れる。かつてなく動きの小さい、腰から下しか動かない地味なノーマルシュートと真顔に草。
 ヒロト不在だから負けたなんて言われたくないだろうタツヤの必殺シュート「流星ブレード」! 彼の代名詞にも新規演出が。全体的にキラキラしている。あと股間が迫らない。重さがなくなって軽い印象になった代わりに、ものすごく速そう。同じ流星ブレードでも、以前は闇演出、今回は光演出って感じ。のりかは対抗技も出せず同点に。
 雷門いいパスワーク。万作の「スパークウィンド」でゴール前に持ち込み、なんと氷浦のノーマルシュートで得点。つくしちゃんの「めげないなぁ」が好き。
 というかオサーム様のビッグマウスはエイリア石関係なかったんだwwwってことは侵略者編の彼はエイリア石と練習でようやくビッグマウス相応のパワーを手に入れた姿というわけか。胸アツ。スポ根ものの主人公の友達のサブキャラっぽい。
 ごく個人的な趣味としては、砂木沼には本来のポジションであるFWに行ってもらって、ゴールは(登場してないけど)ネロに守ってほしかった。時空の壁かプロキオンネットの新規演出が見たかったし、なによりチビッ子GKが好きなんだ。小さなお手手でがっちりキャッチする守護神萌えなんだ。
 永世も反撃に転じる。かなり攻撃的なスタイルのチームらしい。緑川の新規演出「アストロブレイク」。球がでかいwwwしかも両足シュートに変わった。流星ブレードとは反対にスピードが落ちて重そうな印象のシュートになってる。またも同点。
 砂木沼が煽る煽る。特訓組が一度も成功してない新技スタート。急に回り出すキャプテン。同じく回転する剛陣、に日和が割り込んだ!? 道成と手を取って踊り出す「フラッシュダンス」。なんだこの技……とおもったら道成が日和を宙にぶん投げたwwwすごい横回転で日和がキック。技の前半に踊った意味は!? 最後にお姫様抱っこから地面に降ろして二人で謎ポーズ。なんだこの技wwwwwww早くゲームで使いたいwwwwwあと無駄に作画がいいwwww
 シュートブロックに来るタツヤ。左足で止めようとするが足先が変な方向に。そのままボールの軌道が変わってゴール。剛陣先輩、練習じゃなく日和に裏切られた。
 タツヤ、立ち上がらない。これはそもそもヒロトの放った緑川の顔面狙いシュートを止めた時に痛めていたか。
 ヒロトはカーテンを閉めて中継すら見ずふて寝中。でも考えるのはタツヤのこと。ショタツヤの無邪気な「一緒にフットボールフロンティア目指そうよ」がよっぽど刺さったようだ。

 それにしても、驚異の侵略者では本名が根こそぎなくなる、孤児同士で父親への忠誠心を競わされる、デモンストレーション用兵器にさせられる、あげく負けるなど、だいぶシリアスに人生踏んだり蹴ったりだった基山くん、イナアレに来たらお日さま園のみんなが仲良しなうえに、内紛といえばエースストライカーがグレて練習に来ないし試合でも自己中ムーブを繰り返す、ピンチといえば敵のバカみたいな必殺シュートで足を痛めるなど、全体的に平和になっていてほっこりせざるをえないなこれは。



次回の感想 第19話「究極の個人技」

前回の感想 第17話「爆裂!雪姫大作戦!」


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